【前回のお話はこちら】
自宅:また会ったね、じんましん。
週5日で4週間、自宅での負荷試験3か月目。
娘は生後11か月!
日に3回の離乳食を「手づかみできるものじゃないと食べませんから!」と言わんばかりの成長ぶり。
「先月みたいに症状出るかなー」、出ました。
2ヶ月前の最低ライン牛乳0.2mlから着々と進み、2.2mlまで飲むようになったある日。
いつも口周りを注視していたけれど、15分ほど後になってからちらりと見えた胸元が赤い!!!
こんなときのために処方されていた軽度用シロップを早速娘へ!
10分ほどすると、もとのお肌に戻ってくれました。
先月も経験したので、落ち着いて対応できたかしら。
経験って大事だ。
診察:負荷試験の進捗確認&指示
今回も4週間ぶりとなる診察のため、病院へ。
朝の離乳食から手づかみ食べ&投げの娘に苦戦し、なんとか予約時間の10:30に病院へ。
いつも通り、大人用の体温計で熱を測り、平熱クリア。
診察室で待っていた先生から、前回からの経過確認。
【問診で聞かれた負荷試験のチェックポイント】
・週に5日、0.2ml✕2回増量できているか
・皮膚が赤くなる、かゆがるなどの症状は出ていないか
・機嫌よく飲んでいるか
・口に入れるのを嫌がらないか
・牛乳そのものを飲めているか(他のもので薄めないと飲まないなど)
症状が出てシロップを飲ませたこと、2.4mlまで増量したことを伝えると、
「今回も症状が出てしまったとのことですが、継続して増量を進めてくださって助かります。
一度症状が出てしまうと、怖がってなかなか増量できないお母さんもいらっしゃるんですよね。」と、先生。
怖くなって増量をやめたくなる気持ち、痛いほどよく分かる。
もっとひどくなってしまうんじゃないかと、悪い想像をしてしまう。
でもこうやって、診察のたびに努力を認めてくれる方が担当医で、私は恵まれている
なあ…と、ほろり。
「では、増量を続ける方向でいきましょう。
週に、1〜2割だったら増量してもいいですよ。
あとは、お母さんの判断で進めてください。」
そう言って先生から受けた指示はこちら。
【自宅での経口負荷試験の進め方<4回目>】
ルール➀増量ペース
現状の2.4mlから、
・経過良さそう→週に1〜2割ずつ増量可能
(例:月曜日と水曜日に各0.2ml増量)
・経過思わしくない→気長に同量を続ける
ルール②頻度(変更なし)
週に5日、くらい
ルール③タイミング(変更なし)
授乳前後、ご飯前後、いつでも。
病院がやっている時間だと安心。
ルール④飲ませ方
5ml(サイズアップ!)測れる注射器(シリンジ)で直接飲む。
牛乳を飲んだ後に白湯やお茶を。
注射器は他の食器同様に洗剤で洗い、よく乾かす。
今使っている1ml測れるものでは手間だろうということで、5mlのシリンジを。
牛乳を測る注射器のサイズアップが、なんだか嬉しい!
数日飲めない日が続いたら?
ひととおりの確認が終わったあと、先生からアドバイスが。
「帰省したり旅行に行ったりして、手元に牛乳がなくて飲ませてあげられない日が何日か続くことがあるかもしれません。
そうやって摂取期間が数日空いてしまっても、気をつけて再開してもらえればいいですよ。」
えっ!そうなんですか!!!
年末年始とか、毎日負荷試験続けるの大変だなあ…とぼんやり思っていた私に朗報!
「そんなときは、半量程度から再開して、テンポよく元の量に戻す方法でお願いします。
テンポよくというのは、一気に元の量に戻すのではなくて、3,4日かけて段階的に元の量まで増やしていくかんじです。
今飲めている量は、継続して飲んでいることで体をだましだまし慣らせてなんとか飲めているギリギリな量なのかもしれないので。」
なっなるほど!!
『今2.4ml飲めてホクホク喜んでいるけど、一時的なものなのかもしれないのか…』
そう思う反面、
『数日飲まない日が続いてもいいんですよ、と言われて正直肩の荷が下りた〜』
そんな思いが入り交じるなか、サイズアップした注射器の料金130円を支払って帰宅。
毎日やらなきゃいけない!と思っていることって、実はたくさんあって。
子育ての一部を切り取るだけでも、離乳食つくって食べさせて片付けて、おむつ替え、決まった時間での生活リズムづくり、更にわが子はいちご状血管腫のお薬を塗ることも…
そんなToDoタスクに攻め立てられる日々のなかで、
「毎日じゃなくていいんだよ。おやすみすることがあってもいいんだよ。」
は、なんというか、温かい気持ちにさせてくれました。
一息つきながら、細く長く無理しすぎず、がんばっていこう。
つづく!
みなさんの育児が幸せなものでありますように。