【前回のお話はこちら】
⚫アレルギー専門医に会う前の、予想外の難関
近所の小児科の先生に頂いた紹介状を握りしめ、総合病院へ。
出産したのが近所の産婦人科クリニックだったので、はじめての大きな病院にドキドキ。
指定された日にちが、たまたま夫の仕事の休日だったので、娘と連れ立って3人で電車に乗って訪問。
小児科で指示された持ち物はこれらでした。
母子手帳
健康保険証・乳幼児医療証
紹介状
アレルギー血液検査の結果
来院予約時刻の10分前に到着。
紹介状とともに渡された案内の用紙に沿って、まずは総合受付で診察券の作成。
そのあと、小児科の窓口で受付。
いつものように、大人用の体温計でお熱を測って…37.0度、うん、よさそう。
体温計を返すと、「初診なので」と問診票と、アレルギー用の問診票も渡されました。
へえ、アレルギーで受診すると専用の問診票もあるんだ〜。
どれどれ。
「症状が出た摂取日」
「症状が出たときの摂取量」
「症状が出現し、消失するまでの時間」
「他のアレルゲン食物の摂取可否」
「家族のアレルギー歴」
えっと…!
思わず、手が止まる。
娘の場合、アレルギーの症状が出たのは早4週間前。
その当時のこと、アレルギーだとも思ってなかったし、そんなに覚えていない…!
毎日の離乳食をメモしている育児日記も、自宅に置いたまま。
涙目で夫に訴えるものの、平日の午前中に私一人で離乳食をあげていたときのことなので、わかる由もなく。
そこへ、冷静な夫からの助け舟。
「写真撮ってたから、撮影日時を見たら?
あと、僕に『出た!』『消えた!』って送ってくれてた連絡の履歴見れば、時間もだいたい分かるんじゃない?」
なるほど!!
スマホのおかげで、なんとか書き埋められました。
このブログを読んでくださっている方が、同じ失敗を繰り返さないように…
新しい食材を食べて、症状と思われるものが出たらやること!
⚫摂取量はどのくらいだったか
⚫摂取後、何分で出現したか
⚫摂取後、何分で消失したか
⚫症状が出ているときの写真
これらを記録しておくことをオススメします!
もし症状らしきものが出たら「いつもと違う?!アレルギー?!」と慌ててしまうけども、そのときの様子を何かに残しておいて!
⚫はじめまして、アレルギー専門の先生
問診票を受付に提出して、待合室で待つこと10分ほど。
抱っこ紐の中で娘がお昼寝を始めてしまった頃、呼び出されて先生のもとへ。
私達3人を迎えてくれたのは、やさしそうな40代くらいの男性の医師。
「紹介状、拝見しました。他にもいくつか教えてください。」
先程記入した問診票を手に、さらに聞き取りをすすめる先生。
・母乳かミルクか
・乳児湿疹はひどかったか
・他の食物アレルギーはなさそうか
(うどん・卵は食べられたか)
幸い、娘は乳児湿疹はひどくなかったと伝えると、
「それはよかった。湿疹がひどかった子だと、アレルギーの反応も大きく出てしまうことがあるので。」とのこと。
そして、
「小麦と卵を挑戦してクリアしてくれてるのは大変助かります!
アレルギーが出ちゃうと、他のアレルギーが出るのが怖くて進めないお母さんもいらして…
こちらとしては、他のアレルギーがなさそうだとわかる方がありがたいんです。」
じんましんが分からず、乳製品アレルギーだと思っていなかったから、怖がらずにどんどん離乳食を進めていただけだったけど…
予想外に褒められて、不幸中の幸い?
問診票の内容の確認と、もろもろの聞き取りが済んで、先生が一言。
「症状が出てから、4週間も経ってしまっていたんですね。
最近は、アレルギーへの対処は早いうちから始めたほうが良いといわれていて。
近隣の小児科の先生方に、このくらいの月齢の子でも、どんどん送ってくださいと話してあるんです。
きっとそれで予約が埋まっていて、診るのが遅くなってしまって…
申し訳ありませんでした。」
いえいえ、そんな。
私が当時のことを忘れちゃって困ったくらいで(笑)
今回のように、症状が出て4週間も経ってから受診というケースは珍しいのかもしれませんが…
何かにつけて、症状が出た時の様子を聞かれるので、ぜひ記録を!!
産後の物忘れのひどさ、甘く見ないほうがいいかもよっ☆
そのあと、先生から今後の方針についての説明が。
親として、何をしていけばいいのか。
びくびく、どきどき。
つづく!
みなさんの育児が幸せなものでありますように。
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