【前回のお話はこちら】
⚫負荷試験って何をするのだ?
はじめてアレルギー専門医のところを訪ねてから、わずか4日後。
再び総合病院に行き、経口負荷試験をスタートすることに。
当日、朝ごはんの離乳食を終えて私はベタベタへろへろ。
なんとか娘を抱っこ紐で抱き、前回メモしてもらった荷物を持参し、9:30の予約にセーフ!
結構な大荷物!!
前の晩に準備しておいてよかった〜。
ちなみに前回のメモの内容はこちらの記事にて。
さて、大人用の体温計で熱を測り…うん、平熱。
何が起こるかわからないままに待合室で待っていると、私たちの順番が。
診察室へ呼ばれたけれど、先生は不在。
(…あれ?私間違えた?)
そう思っていると看護師さん登場。
「じゃあ早速、はじめましょうか。持ってきたものを出して、牛乳を飲ませてあぜてくださいね。」
あっなるほど?!
負荷試験って、看護師さんの前で、前回買った注射器(シリンジ)を使って娘に牛乳を飲ませるということね?!
とりあえず言われるがままに、娘を膝に乗せて牛乳を飲ませようとする。
が、これって1人ではなかなか大変!!
抱っこ紐から出されて機嫌が悪くなり始めた約8kg生後8ヶ月の娘を抱え、
牛乳の入ったタッパーの蓋を開け、
タッパーから牛乳が漏れてベタベタなジップロック内を拭き、
15cmもない小さな注射器で牛乳を0.2ml吸い、
娘の喉に刺さらないように注射器を口に軽くくわえさせて、
牛乳飲み終わったら白湯飲ませて口拭いて…
いやそもそも注射器って両手使いますやん。
看護師さんが手伝ってくれたからなんとかできたものの、牛乳飲ませるだけでも一苦労。
「明日からはおうちでこうやって飲ませてあげてくださいね」
と言われて、私ひとりでどうやったらうまくできるのかしら…と早速不安に。
⚫負荷試験はまだまだ続く
何はともあれ、幸いなことに娘は牛乳を嫌がることなく0.2mlをくいくい飲んでくれました。
前みたいに口周りや胸元も赤くなってない!!
やったね!飲めるやん!!
さて先生の話して終わりかな?
そう思っていると、
「じゃあ、1時間くらいここで様子を見ましょう。私もたまに様子見に来るんで。あと後ろベッドにあるおもちゃ、使っていいですよ。」
看護師さんはそう言って去ってゆきました。
…あれ?そうなの?
予定入れてないから問題ないけど今日は長期戦なのね?!
突然遊んでてと言われましても私も疲れておりまして…
と言う訳にもいかず。
診察室の奥にいる研修生2人の会話を漏れ聞きながら、たまに顔を出すと言っていた看護師さんになぜかドキドキしながら、絵本やらプラスチックのおもちゃやらで延々遊ぶことに…。
そんなこんなでくたくたになりながら遊んでいると、ふと娘の肌が赤いことに気付きハッとする。
あご、胸元、右上腕にも…!
前に見たのと同じ、ぼや〜と皮膚が赤くなって軽くブツブツが!!
私が報告しようとしたところ、ちょうど看護師さんが来て気付き、先生を呼びに。
しかし先生が1,2分後に来た時には消失。
飲んでから30分経った後に出て、わずか5分もしないうちに消えていました。
やっぱり娘はアレルギーなんだ…、と落ち込む。
それと共に、症状を見た看護師さんもアレルギーによるものだと判断したことで安堵。
最初に自宅で私ひとりしか見ていなかった症状を、やっと直接専門家に見てもらえた。
教訓は、「疑わしきはスマホで写真を撮る!」ですぞ~。
⚫自宅での負荷試験、はじめます
その後は発赤(ほっせき=皮膚が赤くなること)も出ず、まあまあ機嫌よく過ごせた娘。
1時間が経って声をかけられ、隣の診察室に移動して先生からの説明が。
「先ほどのように、これから少しずつ牛乳を飲んで体を慣らしていきましょう。」
そう言って先生が説明してくださった進め方はこちら。
【自宅での経口負荷試験の進め方<1回目>】
ルール➀増量ペース
初めは0.2ml(最低量)から。
3週間後(次回診察時)までは増量なし
ルール②頻度
週に5日くらい
ルール③タイミング
授乳前後、ご飯前後、いつでも。
病院がやっている時間だと安心。
ルール④飲ませ方
1ml測れる注射器(シリンジ)で直接飲む。
牛乳を飲んだ後に白湯やお茶を。
注射器は他の食器同様に洗剤で洗えばよい。
「娘さん、かゆそうな様子や、飲むのを嫌がるそぶりがなかったのは素晴らしいですね。」
「お母さんができる日に、できる時間帯に、でいいですよ。毎日だとお母さんの負担になってしまうので。」
「症状がひどかったり、何か不安なことがあったりしたら、気軽に電話して相談してくださいね。」
今日のばたばたを思い出し、家で一人でうまく飲ませられるかしらんと不安に。
でも先生のやさしいフォローにほっこり。
次回、ちょうど3週間後に経過報告と方針見直しをすることに。
それまで、自宅で、私ひとりで負荷試験…!
自宅での負荷試験のはじまりはじまり!
つづく!
みなさんの育児が幸せなものでありますように。
【次回のお話はこちら】