こんにちは、さんさんです。
わが子には、苺状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ)があります。
珍しいものではないようで、親戚や職場の先輩、道行く方などから、
「そのうち自然に消えるよ」
「消えなかった知り合いがいるよ」
などど、いろんな意見をいただきました。
命に別状はなくとも、消えるか、消えないかは大きな問題。
「どうしたもんか…」
といろいろと悩み、困ったものでした。
そこで、わが子の苺状血管腫の経過観察や、実際に経験した皮膚科でのレーザー治療のようすをお伝えしていきます。
同じように感じている親御さんなどのお役に立てば幸いです。
※実際の苺状血管腫の写真を使用していますので、ご覧頂く場合はご注意ください。
⚫レーザー初回の事前確認
生後7ヶ月を過ぎた頃、前回予約した1回目のレーザー治療へ。
持ち物は、レーザー治療の同意書と、前回処方してもらった化膿止めの塗り薬。
離乳食の朝ごはんを戦い抜いて食べ終え、抱っこ紐で電車に乗り、予約した10:30の15分前に皮膚科に到着。
待合室には、小学生くらいまでの子どもたちがたくさん。
夏休み期間で混雑していたようで、呼ばれたのは予約時間を10分程過ぎた頃。
別室で、先に次回(レーザー治療2回目)の予約。
指定された6週間後の日時で予約を取り終えると、隣の部屋の皮膚科医の先生のところへ。
先生、まずは前回(3週間前)からの変化を目視で確認。
「自然にちょっと薄くなってきましたねー、盛り上がりも小さくなった。」
続いて、苺状血管腫の赤みの程度を一緒に確認し、「照射すると、一旦もっと赤くなりますけど、心配ないですよ。」と事前に説明。
そして、「今日照射すると、このくらいまで膨らみます。」と、皮膚から1cmほど指を浮かせて示す先生。
こうして、事前にレーザー治療前後の変化を教えてくださったので、心がまえを持ててありがたい。
最後に、「レーザーの強さを決めます」と言いながら、アザを何ヶ所か指で軽く押す先生。
娘はピクリともしないので、痛くはないようす。
「はい、わかりました。5回くらいでよさそう」と判断され、さらに隣室へ先生と移動。
いよいよだよ娘…!
⚫いざ、レーザー…!
別室へ移ると、6畳ほどの部屋いっぱいに1台のレーザーの機械とベッドが鎮座していた。
先生、私と娘、そして助手の方が入ると、やや狭いくらいの部屋。
レーザーの機械は「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」と規則的な音を出している。
「お母さんの抱っこだと安心できるから、抱っこ紐に入ってもらおうかなー」と言われ、娘を抱っこ紐に。
苺状血管腫のある左腕を出し、逆の腕を抑えてなどと、助手の方から指示を受ける。
そして、抱っこしている私はゴーグルを渡され、わが子は黒いタオルで目の位置で頭をぐるりと塞がれてゆく。
先生、助手の方も、マイゴーグル装着。
レーザーから目を守るためだそう。
そして、私は助手の方に姿勢を支えられ、いざ。
「では始めますね」と、先生が娘の左腕を持ちながら6回照射。
1秒に1回くらいのペースで、連続6回。
機械から線で繋がった、ボールペンのようなものの先を皮膚に軽く当てて、少しずつ位置をずらしているようす。
音はそこまで大きくなく、「パチッ」という乾いた音。
あれですね、レーザー脱毛と同じ機械のような!
左腕と逆向きに顔を向けられた娘は、6回目だけ少し声を上げたけれど、その他はおとなしく抱っこされたまま、終了。
「抱っこ紐のまま、5分ほど保冷剤を患部に当てていてください。また様子を見に来ます」と言われ、先生と助手の方は退室。
しばし待ち。
娘の様子はというと、特段変わった素振りもなく「そろそろ午前中のお昼寝がしたいよ」と言わんばかりに、ややぐずりながらあくび。
5分経ったのか、皮膚科の先生が再来し、やや赤みが強くなったと確認。
処方された塗り薬と同じものを、患部に塗ってもらう。
透明で、ワセリンのような伸びの良さ。
化膿止めなので入浴後と朝起きたあとに塗るよう指示を受けて、終了。
部屋を出ると、すぐに受付へ呼ばれて次回の予約票と診察券を受け取り、帰路へ。
料金は0円!
噂通り保険適用!ありがたや〜。
呼ばれてからは15分程で終了したので、さくっと終わって拍子抜けなくらいでした。
⚫写真で比べる経過観察
どのくらい赤くなるのかな?盛り上がるのかな?と気になり、写真を撮って比較。
撮っている場所や明るさが違うので比べられないところもあるけれど、参考になれば!
【レーザー直前】
【レーザー直後】
【レーザー翌日】
実感としては、確かに赤みはレーザー治療後に少し強くなったように見える。
盛り上がり方は、そこまで大きな変化は感じずに済んだ様子。
次回のレーザーまで6週間、変化はあるかな?
順調に薄くなっていくといいなあ…!
みなさんの育児が幸せなものでありますように。