こんにちは、さんさんです。
わが子には、苺状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ)があります。
珍しいものではないようで、親戚や職場の先輩、道行く方などから、
「そのうち自然に消えるよ」
「消えなかった知り合いがいるよ」
などど、いろんな意見をいただきました。
命に別状はなくとも、消えるか、消えないかは大きな問題。
「どうしたもんか…」
といろいろと悩み、困ったものでした。
そこで、わが子の苺状血管腫の経過観察や、実際に経験した皮膚科でのレーザー治療のようすをお伝えしていきます。
同じように感じている親御さんなどのお役に立てば幸いです。
※実際の苺状血管腫の写真を使用していますので、ご覧頂く場合はご注意ください。
⚫ひとまず皮膚科に行ってみようかな?
先輩ママに聞いた、数少ないレーザー治療をやっているという皮膚科。
行き方を調べようと、皮膚科のホームページを見てみる。
すると、トップ画面にこんな文字が。
「乳幼児の赤あざについてはコチラ
最新型のレーザー治療でご負担の少ない治療を提案しています
保険診療適応です」
同じような子を連れた親御さんがよく訪れるのかな?
有名なところなのかな?
これは行けばなにか教えてもらえそう…!
期待を胸に、さっそく生後6ヶ月半の頃、予約もなしに皮膚科へ突撃。
慣れない離乳食の朝ごはんのベタベタをなんとか片付け終え、午前中の診察時間に駆け込めたっ!
初診で予約なしなので、待つことを覚悟して行ったところ、30分強で呼んでもらえて一安心。
待っている間にも、0歳くらいの子を連れた親御さんが4組ほど。
もしかしたら同じようにレーザー治療のために来ているのかな?と思いつつ、どんな話をしてもらえるのかな…とドキドキ。
⚫皮膚科医の先生が教えてくれた驚きの事実
診察室で待っていたのは、40代と思しきかわいらしい女性の先生。
「知り合いに聞いて、苺状血管腫へのレーザー治療について聞きたくて来ました。」
そう伝えて、娘の左腕の苺状血管腫を見てもらうことに。
先生は娘の左腕をとり、まじまじと角度を変えて観察したり、触った反応を見たり。
その後、こんな話を。
「たしかに、苺状血管腫ですね。
苺状血管腫は、10歳になった時点で半数の子は消えると言われています。
でも逆に言えば、『半数近い子は残っている』とも言えるんです。」
ええーっそんなに多くの子に残ってるんや!!
「幼稚園に行くようになるくらい年齢が大きくなると、レーザー治療に恐怖心を覚えるようになってしまいます。
何度か照射する必要があるので、その頃になると進めにくくなることも。
それもあって、赤ちゃんの頃にレーザー治療を終わらせてあげたいと思っています。」
衝撃!!
半数近い子が残っている…しかも大きくなると怖いと感じさせてしまうのか…
そのままにしておかなくて、今日皮膚科に来て良かったかも。
「今の時点だと、赤みと盛り上がりのピークは過ぎて、消え始めているところのように見えます。
これなら、このままでも自然に消えていくかもしれないね。
レーザー治療をするとしても、比較的少ない回数できれいに消えそう。」
そうなんだ!
まだちゃんと消えるかはわからないけれど、先生の判断を聞いてひとまず、ほっ。
確かに、生後3ヶ月の頃の写真と見比べると、赤さが薄くなって、まだらになってきている…!
毎日見ていると気付きにくいけれど、この記事にまとめて見直してみたら、確かにそう思いました。
⚫はじめてのレーザー治療に向けて
でもちゃんと消える方法があるなら、やってあげたい…。
そんな気持ちになっていたので、レーザー治療をする場合の説明を詳しくお願いしました。
「レーザー治療をすると、苺状血管腫の跡をきれいに消すことができます。
痛みとしては、輪ゴムで皮膚を弾かれるくらいの弱い痛み。
1ヶ月半〜2ヶ月ほどの間隔をあけて、様子を見ながらレーザーの照射をしていきます。」
そのほかにも、一時的にレーザーをした部分の赤みが強くなり、その後黒くなるのが順調な経過であること。
レーザーをした部分は皮膚が弱くなることがあるので、こすったり強く洗ったりしないこと。
などなど、レーザー治療を受ける同意書を示しながら、注意文を丁寧にすべて説明してくれました。
リスクは大きくないと感じられたので、恐怖を感じる前の今のうちに…という思いが強くなっていきました。
「どうされますか?」
先生にそう聞かれ、帰宅後夫と相談してから決めても良いかと尋ねると、快諾してくれました。
「先程説明した注意事項が載っている同意書の書類を渡すので、参考にして決めてください。
レーザー治療をする場合は、本人・保護者の記名と印を。」
「予約が混雑しているので、今日予約だけして帰られたらどうですか?
レーザー治療をしないと決めた場合は、お電話でキャンセルでかまわないので。」
先生にそう言われ、直近でレーザー治療開始の空きがあった3週間後の予約をしておくことに。
最後に、
「次回レーザー治療をした後から塗ってもらう塗り薬があります。
次回バタバタしてしまわないように、今日先に出しておきますね。」
そう言われ、化膿止めの塗り薬「フシジンレオ軟膏」を近所の薬局で先に処方してもらうことに。
ちなみに、ここで思いがけず娘のはじめてのお薬手帳をゲット!
病院でも、薬局でも、自己負担は0円。
制度のありがたみを噛み締めながら、家路につくことに。
帰宅後、書類を手元に夫と相談したうえで、レーザー治療をしようと正式決定。
次回、いざレーザー治療へ!
みなさんの育児が幸せなものでありますように。