こんにちは、さんさんです。
子どもが産まれると、さまざまなモノが増えていきますよね。
それに伴って、お金もどんどん飛んでゆきます。
でも、使う期間は短かったり、増えたモノの処分に手間取ったり…。
そこで我が家では、モノとお金のダイエットを決行しました。
「なくても問題ないものは処分する」
「毎月かかる固定費を安く抑える」
そんなダイエットの対象になったものの一つが、まさかの自家用車でした。
自家用車を手放した子育て家庭の生活がどうなったのか、赤裸々にお伝えします。
⚫当時の我が家の状況
【家族と自宅の状況】
家族構成:夫30代前半会社員、妻20代後半会社員(育休中)、長女0歳6ヶ月
住まい:賃貸アパート
自家用車:1台所有(スポーツタイプのセダン)
駐車場:アパート併設で別契約(月額10,000円)
通勤:夫婦ともに電車通勤
【自宅周辺の環境・交通の便】
最寄り駅:徒歩10分(最寄り駅から新幹線駅までは1時間弱)
スーパー:徒歩15分
ドラッグストア:徒歩15分
小児科:徒歩15分
【子どもの移動手段】
チャイルドシート:あり(新生児期から使える、ISOFIX搭載、回転式のもの)
ベビーカー:なし(必要になれば購入しようと予定)
抱っこ紐:あり(新生児期から使える、アップリカのコアラ)
使っていて感じることを、こちらの記事にまとめています。
⚫車を手放したいと思った、一番の理由
はじめての子育ての真っ最中、はじめての3人での生活、はじめてぶつかる育児の不安で、なにかとバタバタとせわしない日が続いていました。
そのため、手間になることはできる限り減らしたいと考えるように。
その中で、車を手放そうという発想にたどり着きました。
「車を所有することによる手間から解放されたい。」と思うようになったのです。
自家用車を持っていると、頻度の差はあれ、やらなければならないことがあります。
車を所有しているとやらなければならないことリスト
・駐車場の確保
・駐車場代金の支払い
・車検を受ける
・車検代の支払い
・自動車税を払いに行く
・自動車保険を検討する
・自動車保険の代金の支払い
・ガソリンの残量を気にする
・ガソリンを入れに行く
・汚れてしまったら洗車
・買い替えの時期を検討する
などなど
すぐに思いつくだけでも、これだけさまざまな「やらなきゃいけないこと」が発生します。
しかも、これらの項目はなかなか減らせない。
車にどれだけの頻度乗るか、どれだけ長い距離乗るかに関わらず、やらなければなりません。
もしも車を持つことが好きだったら、これらのことを「手間」とは思わないのかもしれません。
しかしわが家は、そうは思えませんでした。
「育児に奮闘する中で、自動車を持っているが故に発生する【やらなきゃいけないこと】に割かれる時間と気力がもったいない」と感じるようになりました。
だんだん「やらなきゃいけないこと」が手間に感じてきたなかで、「いっそ車を持たなければ、楽になるのかも?」と思い至るのに、時間はかかりませんでした。
⚫自家用車を手放す前に検討したこと
とはいえ、勢いだけで自家用車を手放して後悔するならば、余計に手間がかかり、元も子もありません。
「もし今、自家用車をなくしたら、どんな生活になるんだろう?」
想像をめぐらせて、以下のことを夫婦で話し合いました。
①何のために車を持っているか
②どんなときに車を使っているか
③車がないと何が困りそうか
④誰かに迷惑をかけないか
⑤交通費が高くならないか
⑥車が必要になりそうなときはないか
⑦車が必要になったらどうするか
⑧近隣のカーシェアリング・レンタカー・コインパーキングの充実度を調べる
⑨チャイルドシートはどこに保管するか
こんなこと、考えてみたことありましたか?
うちでは結婚以来はじめてのことでした。
家族会議の結果、わが家はこんな回答になりました。
①なんとなく独身時代の名残で車を持っている
②車を使うのは月に2回ほど実家に行くときくらい
③困りそうなことはほとんどない(実家へは電車でも行ける、買い物は徒歩&ネットスーパー)
④車がなくても誰にも迷惑もかからなさそう
⑤月1万の駐車場料金よりも、大人2人の電車移動の方が安く済みそう(しかも夫の定期券範囲が広い)。さらに駐車場代を払わなくてよくなれば、気兼ねなくタクシーを呼んでも安上がり
⑥車が必要なのは、もし大きな荷物を運ぶ時があるときくらい
(買い物に使っていない。出かける際は電車で行ける場所がほとんど。体調不良など子どもの緊急時はそもそもチャイルドシートに座らせられないからタクシー。両実家・親戚ともありがたいことに健康で元気に暮らしてくれている。)
⑦車を借りるかタクシーを呼ぶかで対応する
⑧どのサービスも利用できそうな距離にある
⑨自宅に保管する場所がつくれそう(レンタカーを借りるときや、実家の車に乗る時は付け替える)
「あれ、私たちにとって、車って必要ないんじゃ…?」
そんなことに気付いてしまいました。
そしてわが家は、車を手放す決断をしました。
⚫車を手放したら、生活はどうなった?
子どもが生後6ヶ月を過ぎた頃、自家用車を手離しました。
駐車場も解約。
それらにより、一時的に思わぬ副収入が生まれました。
そして、生活はどうなったかというと…!
意外にも、大きな変化はありませんでした。
確かに、もともと車に乗らずに過ごす日の方が圧倒的に多かったわが家。
「車がないからしんどくなった!大変!」、「車で出かけたい!」と思うこともありません。
むしろ、精神的な変化が大きくありました。
予想していた以上に、煩わしいものから解放された感覚になりました。
駐車場代がかからなくなったから、毎月1万円の使い道が自由に。
「今日出かけるのは車?電車?」と悩むこともない。
電車移動や散歩の機会が増え、運動不足が自然と解消されてきました。
運転に集中しなければならない車移動をしなくなったので、家族の会話が弾むように。
気持ちがスッキリ、軽くなりました。
今振り返ると、車関連の「やらなきゃいけないこと」を実は負担に感じていたんだな、と夫婦揃って実感しています。
車を手放したことで、思いがけず、自分たちの生活スタイルを考え直す良い機会になりました。
もしも今後、子どもと頻繁に遠出をしたくなったり、第二子以降に恵まれたり、家族の状況に変化が生まれたりすれば、一変して車が必需品になるのかもしれません。
いつ、そんな時が訪れるのか?
私たちには、まだわかりません。
そのときまで、のびのびと解放された心地を楽しめるだけでも、車を手放すという決断をしてよかったなと思えています。
もしかして、あなたの車も手放してみると、違う世界が見えてくるかもしれません。
検討してみてはいかがでしょうか?
みなさんの育児が、幸せなものでありますように。